2022年1月

日本画家、佐藤 晨さん

日本画家である佐藤晨さん佐藤 晨の世界「夢幻と祈りのかなたへ」の個展を
池田20世紀美術館に見に行きました。ものすごく感激しました。 物を書くと言うか人間を書くと言うか、表現力を通して自分の感情を幻想的に表現する。
特に「瞽女のおんな」、「壇ノ浦」、「春日野の神鹿」、「道成寺 清姫」などに目が引かれました。
独特で、幻想的な心象風景が描かれていて私は、こんなに素晴らしい絵を見たのは初めてです。 ただそれが86歳の方で、当院の患者であり御病気を抱えながらこのような絵を描かれていたとは、とても驚きました。
こんなすごい世界があるとは思いませんでした。どこからこの絵を描かれるエネルギーが出ているのか、又こんなにも人を感動させる絵が描けるのか、私はまだ72歳、洟垂れ小僧みたいなものだと思いました。
すごく、すごく、びっくりし感激しました。
人生は70歳からがスタートです!私はただ仕事をして夜7時か8時半までには寝てしまします。佐藤さんは86歳でこんな素晴らしい絵を描いていたとは、とても驚きました。佐藤さんはすごい方だと思いました。
2022年1月11日まで池田20世紀美術館で鑑賞する事が出来ます。
何とか一人でも多くの方に見てほしいと思います。 
                                   肥田大二郎

2021年6月

2021年6月4日伊豆新聞に寄稿した内容です。

はぁとふる 内科・泌尿器科|ワクチンの接種方法を簡単に!

新型コロナウイルスによって今までにない境遇に世界が見舞われており、このままでは経済が破綻してしまう。私たちにとって唯一の希望の光であるワクチンが製造され、ワクチン累計接種回数が16億5千万回を超えた。接種完了予約人数が7割を超えると「集団免疫」を獲得するとされているが、2回以上の接種が必要とされている。日本の接種完了人数は100人当たり2.1人。海外ではすでに2人に1人以上が接種を終えた国もあると言うのに、日本はGDP(国内総生産)第3位の大国であるにもかかわらず、今だに2%にとどまっている。
私も医療従事者の先行接種でワクチンを打ったが、医療者、高齢者が優先接種と言うのもピンとこない。重症化リスクは低いが経済を回す重要層である若者にも早急に接種すべきである。とにかく「早急に誰もが接種できる」と言うことが重要なのである。
 市内では5月10日から高齢者の集団接種の予約が開始された。予約はインターネットや電話を使用するのだが、高齢者の方がインターネットでスムーズに予約が取れるとは思えない。当院でも予約開始から電話が鳴りやまず、予約を取るまでに100回以上電話をかけてようやく1本のワクチンを確保できた方もいる。接種をするにしても高齢者の方は遠い会場に行くだけでひと苦労だろう。海外では、競馬場、大聖堂、駅などに予約なしで接種できる会場が設けられている。ドライブスルー方式の会場もあり、ありとあらゆる施設が接種会場として活用されている。
 スーツにネクタイを締めて固い頭で難しいシステムを考えるより
「一刻も早いワクチン接種を促す工夫をする」と言う海外の精神を見習うべきだと、私は思う。一日も早い集団免疫を獲得するために、臨機応変に対応する事も必要なのだ。ウイルスも自分の子孫を残す為に必死なのだから私たちも迅速にワクチンを接種して、これからの日本と子供たちの笑顔を守って行かなければならない。
 副作用が心配な方も多いと思うが、薬に副作用は付きもの。作用があるからこその副作用なのです。まったく副作用のない薬なんてない。現状を奪回するにはワクチンを打つしかない。
  数年前のインフルエンザワクチン接種の時には、土曜日に専門の外来を設け予約なしで何百人にもワクチンを打った事がある。その時と同じように来院した皆様全員に一刻も早く新型コロナワクチンを打ってあげたい!
 そして一日も早く平穏な日々を取り戻し、伊豆半島に観光客の笑顔が戻ってくくるように願いたい。 
                             はぁとふる内科泌尿器科
                                   肥田大二郎

2020年1月